橿渕家の棚
簡単に組立&分解できる、賃貸マンションの一室のための棚。住まい手設計のもと、住まい手と一緒に製作しました。(2021/02)
設計:橿渕開+橿渕由依
撮影・イラスト:橿渕開
以下、住まい手によるテキストです。
「大きな本棚が欲しい、けれども簡単に解体ができる本棚が欲しい」という思いで設計した。
高さのある角材(柱)2本を挟み込むように短い角材2本(梁)をビスで固定する。梁の位置は持っている本の高さに合わせてアレンジした。まるで梯子のような部品(梯子フレーム)が完成する。
また、棚板の底面には角材をビスで固定し下駄のような部品(下駄ボード)を作る。梯子フレームの梁の隙間に、下駄ボードの底の角材を木槌で上から打ち込み組み立てる。完成した姿は、柱と梁の上に床を乗せた簡素な建築物のようにも見える。
また、木槌で下から叩き、梯子フレームと下駄ボードに分解すれば、簡単に運搬が可能である。(橿渕開)
時間
合計:4日
- 加工:2日(サンダー掛け)
- 塗装:1日
- 組立・設置:1日
工具
- インパクトドライバー
- サンダー
- ゴムハンマー
材料
合計:約1.8万円
- 構造用合板 t12mm
- 赤松垂木材(建地) 30×40mm
- 杉垂木材(腕木・ツメ) 30×40mm
- 塗装:ブライワックス(アンティークブラウン)
- 接合:ビス(φ4×51mm)建地+腕木
- 接合:ビス(φ3.8×32mm)棚板+ツメ
買った店
- ビバホーム豊洲店